2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

サガン『すばらしい雲』

『一年ののち』の続編、ジョゼの話。結婚前に読むべきか結婚後に読むべきかは、議論が割れそうな小説。終始気だるく息苦しい空気が立ち込めるなかで、ほんのときどきワクワク。でも。そんなところ。すばらしい雲 (新潮文庫 サ 2-5)作者: フランソワーズサガ…

MONO『赤い薬』

3/28sun昼。札幌の楽日にして全国ツアー楽日。カーテンコールにて土田氏「北海道は10年ぶり」と。『錦鯉』は2000年。俺が「札幌えんかん」に入った最初の年、大学1年生のとき。そうか、あれから10年も経ってるんだ…。それにしては俳優陣の雰囲気があまり変わ…

スティーヴン・ミルハウザー『イン・ザ・ペニー・アーケード』

中篇1本+短篇6本。描写が細かくて細かくて、かといってすっ飛ばすのも躊躇われて、読むのに時間がかかってしまった。しんどかったけど面白かった。 この前に保坂和志を読んで、日常感とそのまんま地続きの描写を吸収していた身としては、日常感と地続きと見…

登坂アナ

ad

今朝の道新テレビ欄。ウェブはまだしも、新聞にも御尊顔ドーン!びっくりした。なんか直視してられない力強さ。藤原竜也に似てるなあ…。

継続のために:取り戻すのは「目標値」ではなく「リズム」

年初に目標を立て、それを月次ブログで振り返るということを一昨年から行っている。で、今年はわりと(いまのところ)うまくいっていて、それがどうしてなのかを考えてみた。淡々と続けるためのメモをいくつか。 目標の設定はできるだけシンプルに、軽めにす…

〇吹雪

day

TwitterのTLに舞う目黒川の桜に思いを馳せながら、三月末の札幌は只吹雪。

保坂和志『プレーンソング』

中公文庫。柴崎友香『きょうのできごと』の解説が面白かったので、きっと同じ感じの人なんだろうと予想して読んだ初めての保坂和志。 強く訴えかけてくるものがなにもなくて心地よい物語。あっちいったりこっちいったり、よどみなくだらだらと連なる言葉のリ…

札幌芸術の森美術館20周年記念展「芸森の名品」

art

土曜日に行ってきた。いつの間にか駐車場に回数券できてた。通常1回500円、回数券は6回分で1,000円。2回行ったら元とれる。そりゃ買うわ。 さて本展、入場無料。ありがたし。舟越桂の作品が中心に据えられていた(宣伝用ビジュアルでも、実際の展示でも)た…

サマーウォーズ

新作レンタル。限りなくリアルなようでいてアイディアルな光景が進行してゆくのを、足湯のような没入深度で心地よく眺め感じる2時間弱。古いものと新しいもの、古いことと新しいこと、散ったり集ったりする登場人物と筋。二項ではなく、ぐっちゃんぐっちゃん…

超越

ガシガシ愛用中のツバメノートの裏表紙。 このノートの中紙はJISを超越した83.5g/m2を使用しています。 寸法 148mm×210mm ツバメノート株式会社謹製 MADE IN JAPAN 「超越」ってすごいな、「超越」がアリなところがすごいなと思ったので。 「JIS」という具体…

マーク・ピーターセン『日本人の英語』

岩波新書(新赤版)18。風呂場で英文を声に出しながら読み、自分のあまりの発音の悪さ、口と舌の回らなさにがっかりしつつ読了(音読大事だ。これからもやろう)。 それはさておき、英語の意味的カテゴリーで考えることの大切さ。ネイティブスピーカーの著書…

サガン『一年ののち』

たしか大学4年のときに観た映画「ジョゼと虎と魚たち」に登場する本作、当時も読んだこの一冊を気まぐれに再読。理由は「薄いから」。会社帰りの地下鉄10分少々で、ちびりちびりと頁を積み重ね、やや飽いてきたので残りを家でまとめ読み。 パリの、いろいろ…

数字への頓着

ad

3/17道新朝刊。ベネッセの広告。 海外留学に興味のある高校生:52% 海外留学を検討している高校生:5% どうしてだろう? 似て非なる事柄を、数字とともに並置。「その間を埋めるのが弊社でっせ」とメッセージ。問題提起から着地へのアプローチが明確で平易…

DR. MARTENS SAPPORO

ad

地下鉄駅にてB倍ポスター連貼り。かっこいい。商品をして語らしむ表現。ノーコピーでいいものはいい。新オープン告知ではないけれど、妙にニュース感を感じさせるポスターのような気がするのは、唐突な印象に起因しているのだろうか。悪い意味じゃなく。ドク…

高校の卒業式の、校長先生の言葉を思い出したい。

3/15の北海道新聞朝刊1面コラム「卓上四季」に、卒業式の式辞の話があった。 春3月、卒業式の季節を迎えた。いささか唐突な質問で恐縮だが、母校を巣立った際、校長が述べた式辞を覚えておられるだろうか。懸命に古い記憶をたぐり寄せたものの、多くを思い…

金銭感覚の摩擦係数

ad

昨日の道新朝刊。スカパー!(のチューナー)の広告。 あなたが、奮発したテレビ。 あと19,800円で、 何倍も面白くなるのに。 静止しているものを動かすにはエネルギーが要る。既に動き始めているものを動かし続けるのは比較的カンタン。テレビの購買を行っ…

VOLVOLIFE

ad

ボルボ店頭バナー。 人生には、ボルボより大切なものがある。 だから、新しいボルボC30を選ぶ。 「ウチの商品が一番でっせ!」とアピールしがちな広告における「ウチは一番じゃありません、が、その次に大切ッスよ」ロジック。マスターカードとかも同じだと…

就勝メガネ

ad

メガネのプリンス、今朝の折込チラシ。 就勝メガネ メッセージがわかりやすく、短く、伝達が早い。「シューカツ」に「勝」をかけるのは、もしかするとそんなに新しくないかもしれない(見たことはない気がするが)。けれど「メガネ」が付くことで、商品名化…

香取一昭/大川恒『決めない会議 たったこれだけで、創造的な場になる10の法則』

職場を変えてもうすぐ一年が経とうとしている。早いものである。所変われば品変わる。職場変われば色々変わる。てんで、会議のありかた等にややしばらく悩んでいたため、その打開策とすべく選んでみた一冊。 組織の考え方・コミュニケーションの考え方を整理…

ジェイソン・フリード&デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン『小さなチーム、大きな仕事 37シグナルズ成功の法則』

ちょうど「会社ってなんなんだべ」「チームで働くことってなんなんだべ」と考える機会があり、その日にたまたま本書のブックレビューを見つけ、書店にて衝動買い&一気読み。付箋まみれ。 なんせ「規模拡大が目的ではないビジネスの話」であるところが個人的…

2010年を振り返る_02

年初の抱負を月次ふりかえる自分メモ。下書きしてから1週間放置してしまった。 2008まとめ/2009まとめ 2010年初の抱負/01 △「小説を50冊読む(週1冊ペース)」 小説3冊。小説以外2冊。まずまずのペース。一瞬、読む間が空きかけたけれど、持ち直したおれえら…