2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

思いやる文房具

弘法は筆を選ばない。どんな道具でもいい仕事できるのがかっこいい。道具へのこだわりは意味がない。エトセトラ、エトセトラ。文房具を好み、雑誌やウェブの関連する記事を積極的に摂取していると、時折このような考え方の開陳に出会う。 わかる。大いに一理…

J・D・サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』

村上春樹訳・白水社ペーパーバック版。 苛々しっぱなし、むかつきっぱなしの300ページ強。何度も読むのを中断しようと思い、それでも読み続け、やっぱりまたかと憤慨し、この読書時間の無意味さを疑いつつ、残りの厚みを眺め、仕方なく読み進めてみる、その…

ツーリスト

トム・クルーズとキャメロン・ディアス、ではなく、ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーのほう。ゲラゲラ笑いながら、ときどき見てない瞬間があっても大丈夫な100分間娯楽。背後にあるいくつかの組織の「本格感」と「わかりやすさ」のバランスがキワ…

RED AND BLACK

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地下鉄駅貼りポスター 偶然同じ色 そのテンションに あまりにも落差

太宰治『走れメロス』

新潮文庫。おなじみの表題作を含む短編9つ収録。国語の教科書に載ってた小説って、文庫本などで改めて読むと、そのあまりの短さに(そして、その短い物語をいかに時間をかけて何度も読んで、そのうえテスト対策なんかもしていたことに)気づかされ、驚く。 …

文具王トークショー@大丸藤井セントラル

たまたま文具王著書について書いた直後に、文具王来札の報を知った(厳密にいうと「思い出した」)。あわてて申し込み、2/19sun14:00-15:00の回を拝聴。全3回の千秋楽。 開始30分前くらいにセントラルに着いたら、プレイガイドんところにエレベーター待ちの…

高畑正幸『究極の文房具カタログ【マストアイテム編】』

文具王の本。昨年より、ちびりちびりと読み進めていたものを、惜しみつつ読了。なんにもしたくない、けれどなにかがものたりない、そんな心境の私を救ってくれた本書。文房具って本当に素晴らしいものですね。 概ね廉価で普段使いの文房具を1点ずつ紹介して…

マフラーのレゾンデートル

day

今冬、列島は雪やらなにやら実に大変な見舞われ方で、札幌のすぐそばの岩見沢など尋常ならざる有様のようです。各地の皆様、健やかにお過ごしでしょうか。札幌はずいぶん長いあいだ寒い日が続いていましたが、雪まつりが始まった途端に気温がゆるむというベ…

人数と血圧

ホールスタッフの人数と熟練度が足りていない飲食店は悲しい。それが結果としてリーズナブルな価格で美味い食事と酒の提供に帰結しているのは理屈ではわかるし、至れり尽くせりのサービスを期待するわけでもないけれど、客に対するフェアネスというか、筋の…

ヌメ革ペンケース

無印良品。久しぶりに買った文房具ムックを繰り返し読んでいる最中にふと、ペンケース制を導入しよう、と思い立って、なおかつ「それは複数ペンケース制が望ましいのではないか」という斬新な仮説を立てることに成功し、手帳まるまる1ページに文具の構成を…

『月刊カドアール』vol.19に寄稿しました(連載)。

mag

フリーペーパー(現在はWEBのみ)『月刊カドアール』vol.19に寄稿。今回から正方形になりました。 (いままで→Vol.05、Vol.07、Vol.10、Vol.13、Vol.16) 3名の筆者による連続交換小説『我が家のようにくつろぐまい』第7話。3順目突入にして物語は後半戦突入…

2012年を振り返る_01

年初の抱負を月次ふりかえる自分メモ。今年も淡々とやります。 2008まとめ/2009まとめ/2010まとめ/2011まとめ 2012年初の抱負 △「小説・戯曲etc.を週1冊読む(年50冊)」 小説2冊+戯曲0冊=2冊(それ以外1冊)読了。目標の半分。取り返そうと頑張らずに、2…