2012-01-01から1年間の記事一覧

串揚げ同窓忘年とメラミンスポンジの年末

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30日は高校クラス同窓忘年。小樽花園町、酒房喜多楼にて。10年ぶりの面々。かつて同じ空気を呼吸していた者どうしが、いまは各地で各地の人生。昔話に花が咲き、いまの励みと活力となる。また会う日まで。またやりましょう。 31日はいつもよりきもち丁寧にト…

山際淳司『スローカーブを、もう一球』

角川文庫。湯船にて1篇ずつ大切に。熱くなりすぎなくて快適な筆致。 この本を読み終えてブログを書くにあたり、はてこれは、私の年初の目標であった「小説や戯曲をいっぱい読むぞ」の中の一冊に加えていいのか迷ってしまった。つまり私の中に「ノンフィクシ…

保坂和志『季節の記憶』

中公文庫。2冊目の保坂体験。うん、やっぱり大好き。 鎌倉が舞台で、いちど鎌倉行っておいてほんとうによかったなーと思った。 ここまで思弁的な記述が多く、しつこく理屈をこねてくるくせに、気持ちよくするする読めてしまうのは、会話が多いせいか、物語的…

東京都美術館「メトロポリタン美術館展」

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11/11sun。友人の結婚式で上京時に鑑賞。じゃっかん記憶が薄らいできてるのでメモを見ながら思い出しながら。 鶯谷のホテルに宿泊し、朝、徒歩で上野公園へ。開館直前くらいに着いたら並んでてゲー!って思ったけど、列は滞ることなくすんなり入場できた。コ…

東京の文房具店雑貨店(2012年11月)

今年の出来事、今年のうちに(できるだけ)。 11/10sat-11/11sun。友人結婚式の前後に巡っていました。 戦利品一式。 伊東屋銀座本店(本館) 伊東屋戦利品。付箋とストーンペーパーのノート。あと伊東屋のフリーペーパー。 銀座・FRED&PERRY FRED&PERRY戦利…

湯が冷める/着る毛布

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冬だから寒いのはわかるし、冬だから雪が降るのはわかる。しかしながら両方いっきに12月のうちに、というのはなかなかこたえる。ここ数日の札幌は寒い。朝、ストーブのタイマー点火を10分早めた。昨晩は湯船に湯を張ってからいつものようにゆっくりと準備し…

いしたにまさき『あたらしい書斎』と、鈴木の「どこでも書斎トート、あるいは自宅内ノマド」

漠然と憧れながら、ときどきもちゃもちゃと部屋の模様替えを試みては、中途半端なままにしてきた「書斎なるもの」。その目的と必要な要素を明確にしてくれたというだけで、私にはもう充分なほど買った価値がある本。 IKEA活用やデジタルをからめたハウツーの…

高城剛『LIFE PACKING 未来を生きるためのモノと知恵』

年末に首をもたげる物欲を、押さえつけるというよりは整頓する意味をこめて、気になっていた本書をポチリ。 当然のことながら、そのままマネをすればいいというものではない。そもそも私はDJでも映像作家でもないので不要なものも多いし、著者自身のライフス…

佐藤雅彦・竹中平蔵『経済ってそういうことだったのか会議』

文庫版のほう。浴槽にて読了。 ブックオフにいっつもあって、気になりながら苦手意識からいっつも見送ってきたんだけど、えいやと購入。読み終わってもなお苦手意識は払拭されず残念。こんなにやさしく書かれた本でそうなんだから、大事なことなんだとは思う…

風が見える夜

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穏やかな中央区に油断して地下鉄に乗った昨晩。地下鉄おりたらブリザード。ときおり立ち止まらざるをえない地吹雪、イヤホンの中でシガーロスが流れてマフラーの下で笑う。笑うしかない感じの笑いである。 昼の真っ白な世界は飛蚊症もちとして苛つくが美しい…

きょうの平日感。平日なんだけど。

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冬至を過ぎて、すっかり日が長くなってきましたね!うれしいことである。 あと1週間で2012年が終わる。はやいものである。働いていても休んでいても、あっという間の7日間。ガッと働いてキュッと休む、その緩急によって時間は長くなるだろうか短くなるだろう…

冬至だいすき

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かぼちゃもゆずもいいけれど、やっぱりなにより「明日からぐんぐん日が長くなる」のがいい!人間のちからではまったくいかんともしがたい事実への畏怖と、その事実を暦というかたちできちんと把握できているむかしからの人間のちからへの畏怖。古来の祭にク…

Why don't you get a job?

1つ年上の友人で先輩と、音楽の話。オフスプリングとグリーンデイ。どちらもわれわれの中学高校をガツンと揺さぶったバンドで、今もいて、今いくつ?みたいな話。ググればすぐにわかるんだろうけど、ググらないまま深夜のドライブ。ググらなかったのはすっか…

ムーンチャイルドのハレルヤインザスノーが頭の中で鳴り響く(雪かきのことです)

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ことしの札幌は積雪がなかなかで、腰に気をつけながら除雪に精を出す。うちはアパートだけど、玄関前と車庫前は自分で除雪しなければならない。 きのうは特に雪が積もったようで、昨夜帰宅の際には除雪車がフル稼働中だった。で、当然、夜のうちに家の前に置…

ひとはひと

夜中の3時にトイレを掃除してもべっぴんさんにはなれない。これだけは忘れないでいたい。 きのうのつづきじゃないけれど「ほかの人との関係性のなかに見つかるだろう自分の立ち位置」について考えている。「かけがえのないあなた」と思い思われる付き合いだ…

スペシャルとアザーズ

自分が「その他大勢のうちの一人」であるという事実を、ときおりひしひしと感じることがある。私「なり」の考えなんていうことは私の思い込みでしかなく、どこかで聞いたことのある考えの部分的・無意識的な流用のかたまりでしかないということを考える(い…

左の首と肩の筋

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昨夜遅く、突如舞い込んだ長い打合せ中、ふと気づいたら、上を見ることができなくなっていた。首が痛い。筋を違えてしまったようだ。なんにも、なんの前触れもなく、唐突に。 今朝起きて、痛みはひどくなっていて下も向けなくなっていて、なんつうかもう楽な…

ほめられなれない/書き出し小説(5th)

きのうはツイートがいっぱいリツイートされて、タンブラーがいっぱいリブログされて、フェースブックがたくさんいいね!された日でした。それぞれすべて別件。うれしいもので、ありがたいもので、でもいつもと違うのでやはりとまどう。ちやほやに慣れていな…

高校は3年、大学は4年、その後は

きのうは日記を書きそびれてしまった。あまり気にしてないけど、そうやってずるずるとやめていく物件が多い私なので、習慣化するまでは意識していないとなと思っています。べつだん何もない日にも何かを記すという行為の習慣化が、きっと何らかの新たな視点…

禁断のリトルミュンヘン

きのうの日曜は大通に出かけて、買物を楽しみつつ、やばすぎる催しの数々を堪能。気がつけば一万歩あるいていました。 バス降車ボタン展示会「つぎとまります」@東急ハンズ 某ソーシャルで見かけて、絶対にこれは行かねばなるまいと思った。それほどバスっ…

おいしさと卒デブ

欲望をシフトしようと思う。しーなねこさんがこのまえ「よく噛んで食べる」ことを書いていて、ぼんやりと共感しながらふわふわとおなかの上空に浮かんでいたものが、唐突にすとんと腑に落ちました。 給食は必ずおかわりするような大食い児童ではあったけれど…

酒とフード

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夜中に目が覚めて、枕元のスマートフォンでメールチェックしたら進行中の仕事(もう下阪したはずだが)の修正指示がどっちゃり届いていて、あああこれは今読んでも頭に入らないなとあきらめて眠って、朝、起きてからいざ内容を確認だとメールチェックしたら…

首巻だけは秋物を

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完全な真冬の装いをしてしまうことに躊躇している。12月もまだ始まったばかり、きょうの札幌だって雪はわっさー降っているが手がそれほどかじかまないので気温は低くないのだろう。「冬はまだまだこんなもんじゃないはずだ」と思うこの感じは、おそれであり…

57 years old

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熱心なファンでもないし歌舞伎を観たこと自体ほとんどないし、たまたまこの前現代劇を1本観ただけなのだけれど、おそらく「観たばかりだ」という以上に迫ってくるこの喪失感は何に起因しているのだろう。私の記憶の中にある彼(といってもせいぜいここ10年と…

雪の季節の暖かい日の雨の冷たさ

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夜になって、ゆるむ気温、降りかかる雨によって、すべすべした雪道の外面を保ちながらそのじつ、もろくもぼろぼろと融けていたシャーベット状のかたまり。雪国に暮らして三十年の経験から「ここは踏んでも大丈夫だろう」と見た雪道がことごとくNGだったとき…

前向きな飲酒

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お酒が太るとか太らないとかの話は、やれ醸造酒だ蒸留酒だとか、やれカロリーが高いの低いの高いけどすぐ燃えるから太らないだのだとか、結局はつまみ食ってるから太るんだだとか、色んな人が色んなこと言っててよくわからない。なのでここは、自分のここ数…

intro『モスクワ』

12/2sun14:00-@コンカリーニョ。千秋楽。モスクワにはおあつらえむきの大雪積もりて。 introを最初に観たのは『わるい子』で、そのとき以来のコラージュ進行。切りっぱなしの味わいある切り口が、あざやかな関連づけを伴いながら重なり合って心地よい。寒さ…

寒さが記憶を呼び起こす

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大雪が降った土曜は職場にいて、雪が上がった日曜は劇場と街へ出かけた。いつもより少しだけじっくりとストレッチをした2日間、ぐっすり眠れたのは処方されている鼻の薬のせいでもあるだろう。寒い朝、眠り足りない月曜日。きっと寒い限りは毎日眠い。すなわ…

つぐむつむぐ

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何度も自戒するということは、どうにも実践できていないということなのだけれど、総合的に考えて、やはり私は喋りすぎている。 喋るときにはいくつかって、必ずしも「自分の考えを相手に伝えたい」という明確な意図があるわけではない。「ひとりごとのふりを…

2012年を振り返る_11

年初の抱負を月次ふりかえる自分メモ。 2008まとめ/2009まとめ/2010まとめ/2011まとめ 2012年初の抱負/01/02/03/04/05/06/07/08/09/10 △「小説・戯曲etc.を週1冊読む(年50冊)」 小説2冊+戯曲0冊=2冊(それ以外0冊)読了。「うだうだ考えてるヒマがあった…