金銭感覚の摩擦係数


昨日の道新朝刊。スカパー!(のチューナー)の広告。

あなたが、奮発したテレビ。
あと19,800円で、
何倍も面白くなるのに。

静止しているものを動かすにはエネルギーが要る。既に動き始めているものを動かし続けるのは比較的カンタン。テレビの購買を行った直後の人に向けて、または購買後しばらく経つ人に購買直後の気持ちを思い起こさせるコピーで“ついで購買”をあおる。
しかもテレビ(しかも“奮発した”)という高額商品に寄り添うようにして提示する「19,800円」という具体的金額。冷静に考えたら、決して安くない額だからね?
古典的だがうまい。ひとつの型として覚えておきたい(制作者としても生活者としても)。