劇団千年王國『ファイト!』

12/2sun昼。はずさない、はずすわけがないと信頼しきって観に行く劇団千年王國。具体と抽象をゆらゆらといったりきたりしながら、徐々に昂ぶってゆくような。正直今回、途中まではいまいちのりきらんというか、要所要所はぐらかされたような感じでちょっと残念かもーとか思ってたんだけれど、終盤、ひゅん、とした、ほんの小さな切欠から、やぶれて、美しくふわーっと仕上がって、しまいにゃあわっしょいわっしょい、ぐぐぐわわわわわーっと盛り上がっちゃって。圧巻。圧倒的。俳優の身体を疲れさすっていう演出ってなんなんだ。プリミティヴ。カーテンコール、頭を垂れる出演者達は礼をしてるんだかへばってんだかわかんなかったもんなあ。
ここ3回ほど、常に私の観る回の上演では装置関係のプチトラブルっぽいのが起きていて、それがいっつもプチ残念。