覚悟する

例えば、仕事のことや、自分の生活のことなどについて人から質問や意見を投げかけられたときに、即座に答えることができるかどうか。私はこれがすごく苦手で、よく「うーん、えっとー、こうかな、いやちがうな」などとしどろもどろしてしまう。「俺、アドリブ苦手なんすよ勘弁してください」なんてことが言えるような状況であればいいのだけれど、シリアスな場なんかだと冷汗ダラダラである(ただでさえ汗はかくのに)。
このあたりがすごくうまい、というか速い友人がいて、私は彼のそういうところは「頭の回転が速さ」と「知識・語彙の多さ」によるものだとこれまでぼんやり思っていた。そして、それらが自分には不足しているなあということを悔しく思い、恥じ、そして特に何もしていなかった。
だが、先日ふと「覚悟」なんじゃないかと思ったのである。先天的な能力…というのもまあ、あるにはあるだろうけれど、もっと大切なのは、例えば、仕事や、自分の生活のことなどについて「覚悟」があるのかどうか。それはつまり「常に考えているか」につながっているわけで、さらに言えば仮に冷静な即答が難しいときでも「そうだよ!」「ちがうよ!」と言い切れるかどうかは、やはり覚悟にかかっているような気がする。態度を留保し続けるのではなく、明確にすることで次のアクションへとつなげていくような。つながっていくような。そんな気がする。
私はまず自分の生活への覚悟を再確認するところから組み立てていこうと思う。私は自分と自分の周りの人たちがおいしくごはんを食べて楽しく暮らしていけることが最も大事だと思っていて、そのためだけに仕事をしていると言ってもいい。
珍しく独り気だるい土曜の昼に、ジャケ買いしたマンガを読みながら徒然。

ビアティチュード BEATITUDE(1) (モーニング KC)

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