裏くさかカバン展

D&DEPARTMENT HOKKAIDOで開催中の「裏くさかカバン展」に行ったのだった。

北海道の革製品工房・日下公司と、店舗のくさかカバン店。その通常ラインアップにない、主に自家用のアイテムが並ぶという。なんてわくわくする企画だろうか。

目が留まったのは目玉だという、端材を利用した「床革の小箱」。迷った。超迷った。最高に魅力的なプロダクトなのは間違いない、間違いないのだがしかし私は、この小箱をどのように使おうか、瞬時にイメージがわかなかった。イメージというか実際的に用途が思い浮かばなかったのである。

通常の商品に比べれば破格の安さ。しかしながら私にとってホイホイといくつも買えるという値段ではない。というより、値段というより、買っておいて使わないというのが私はすごくいやなのだ。文房具でもそうなんだけど、やっぱり「使ってこそ」という思いが強い。

店員さんと話をしながらしばらく頭をフル回転させ、悩んで、悩んで、悩んで、結局、おぼろげながら「自宅のここに置きたい」というイメージができたのと、あとはもう、えいやという感じで、買った。買っちゃった。うへへへへへへ。

日下さん、前職のときに取材させてもらって、その後しばらくしてSNSでつながって、SNS上では細々とやりとりがあるのだけれど、ぜんぜんお目にかかれないでいる。札幌なんだから会いに行こうと思えばすぐに行けるのに。不義理ですみません。いつかエゾシカのぬいぐるみを我が家にお迎えしたいと思っています。

今週土曜、10/21まで。