子供服の際限
子供服を買っている。子供がいるので当たり前だが、買っている。本当はあちこちを頼って譲ってもらったりして間に合わせることもできるのだろうが、基本的に買っている。買うのが楽しいからである。
子供服は安い。大人の服から見ればとても安い。なのでついつい、あれもこれもと買いたくなってしまう。北海道弁でいえば、買わさる。大人の服と同じか下手すりゃ高いような、高価なブランドもの子供服には手を出していないが、お祝いとしていただいたそれは、やはりかわいい。
切り詰めようと思えばもっといけるはずだが、親として一生に一度あるかないかのこの機会を切り詰めて終わるのもどうなんだという思いもある。子供が自ら着たい服を主張しない、1歳児の今のうちに。キャラクターものだとか、いかにも男児の好きそうなカラーリングのだとかを選ばない、今のうちに。
納得のいく落としどころを見失ったままで、またズボンを一本買ってしまった。夫婦でにやにやしている。子供服は尻。