福岡アジア美術館・常設展示

5/4sat中洲川端駅すぐ、どんたくの喧噪を眼下に見下ろしながら。
福岡って、地勢的に歴史的に、アジアと近しい街・エリアなんですね、ということをつい最近まで意識したことがなくって、でもたとえば経済ネタなんかをちょいと広うとやはり対アジアという文脈がちらほらと散見されて。それほど自身の想像力は日本の北海道の内の内に籠もっているのだなあとなんだかそのことが興味深かったのと、まあよその街に行くのに舞台が見られないんなら美術館くらいは行っておきたいじゃないの、という思いで、常設鑑賞。
正直なところ全然知らなかった方々の作品ばかり。名前をみても記憶することもなかなかむずかしい。映像やインスタレーション系の作品が多いのかなと勝手に想像してたけど、タブローが多くて、そこはなんかホッとしたような気分になりつつ(映像やらって鑑賞に時間がかかって苦手なんだよねー)。でも、いままでに見たことがない、不思議な表現が多くて、今までに見たことのあまりない色の組み合わせが多かったように思った。アジアの民芸品に見られるような色彩でもなく、西洋でも中国でもなく、その中間というわけでもない、私の手持ちの引き出しではたとえようのない。それは文化的な背景なのか政治的な背景なのか、それらがきっと混じり合った近現代の歴史の中の想像力から生まれた作品たちなのだよね、きっと。なんてことを今にして思った。もっと見なきゃ。比較して記憶しなきゃ。


以下、気になった作品メモ。

トロツキーカーネルサンダース。ポップだけどめつきこわい。

  • カム・タン・サリアンカム(ラオス)『ミス・ラオス・コンテスト』

題材がおもしろい。

こんなキリストみたことないな。

  • 荘輝(中国)の集合写真シリーズ

集合写真っておもしろい。これすんごい。


そのほかふくめ、画像は【所蔵品検索】で閲覧・検索可能。



お土産に、心の中で爆笑した作品のクリアフォルダを購入。