松尾剛次『中世都市鎌倉を歩く』

中公新書1392。鎌倉旅行の直前にアマゾンでポチり、斜め読みしていざ鎌倉。帰宅後に熟読しようと思っていたのだけれど、やめて再斜め読み。
源氏将軍やら北条執権政治の時代の話のおさらいや、武家と寺社との関係の話、鎌倉新仏教の話など、おさえておきたかったところはそれなりにおさえられたのでよかった。ちょっとまどろっこしいけれど、いろいろと諸説あることもなんとなくわかったし。
あと、こちらは旅行の感慨とは直結しなかったけれど「鎌倉幕府の滅亡後も、都市としての鎌倉は衰退の一途ってわけじゃなかったんだよー」って話は確かに今まで考えたこともなくて、新しい気づきだった。鎌倉公方、京都に楯突きすぎ。関東管領上杉家たいへん。
高校日本史を途中でドロップアウトした身としては教科書を再読したくなる気分。弟よ、山川の日本史Bそろそろ返してください(私信)。

中世都市鎌倉を歩く―源頼朝から上杉謙信まで (中公新書)

中世都市鎌倉を歩く―源頼朝から上杉謙信まで (中公新書)