原尻淳一『PLANNING HACKS!』
ブックオフでもずっとパラパラ眺めてはスルーしていた本書を、新刊書店で衝動買い。タイミングってある。
こういう本はお手軽に読めてしまうだけに「読んだだけで、できるようになったつもり」がダメなので、細かいところからでも行動を始めることが肝要である。以下気になったポイント抜書き。
企画の典型は体にインストールする
(P32)
かくありたい。意識しながらの経験を重ねるしかない。
企画書も様々な要素(文字・グラフ・写真・挿絵など)に機能(テーマ・目的)があり、構造(目次構成)で支えられているのです。その観点からアドバイスすると、他人の企画書を参考にするときは「構造と機能」の2点のみに注目してください。
(P45)
これは具体的に役立つアドバイス。
おいしいピザが出てきたら、店員につくり方やおいしさの秘密を聞いてみる。そういう主体的なコミュニケーションがアイデア発想のベースをつくるのです。
(P69)
わかっちゃいるんだけどなかなかできなくなりがち(引っ込み思案ですので)。意識する。
書籍の魔術は、知識をなんとなく自分の経験にすり替えてしまうことです。
(P79)
これなー。ほんとそうだよなー。ただ、仮に読書の成果でしかないとしても、そこでどれだけ考えたかが自分の血肉になるのである。まあ、勘違いするなよ、ぐらいの警句として。
自分の企画の幅を広げるという意味で、様々な企画に挑戦する一方で、「得意な企画分野」をつくる。秘伝のレシピが昇華していけば、おそらくあなたはプランナーとして成長し、固定ファンがつくこと間違いありません。
(P95)
かくなりたい。志向性の意識を意識しながら、まずはなんでも。
「線の利用とテキストボックスの均等」の2つを心がける
(P118)
自分がかっこいいと思うデザインを集めてルールをつくること
(P120)
このへんは気負わずに気楽にやる。
完成度を8割にして2割は社内打ち合わせの議論の最中に埋める
(P177)
完璧主義を捨てよう。
相手を説得し、こちらの提案を納得してもらうことがプレゼン
(P179)
企画書に酔ってはいけない。
- 作者: 原尻淳一
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2007/04/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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