理由なき恐怖

昨夜札幌市西区はゴロゴロと雷が鳴っておった。妻は「怖い」と言った。私は「家の中にいて感電するわけでもなし、大丈夫だべや」と言ったのだが妻は「そういうことではない。怖いものは怖い」と言った。
はて。ではなぜ怖いのか?問うても妻は「わからない」と言う。理由なく怖いということがあるのだろうか?私の場合、怖いイコール身の危険を感じること、生命を脅かされることであると思っている。雷だって外を歩いてるときだったら「俺に落ちたら死ぬかも」と思って少し怖いし、高いところは「落ちたら死ぬかも」と思って怖いし、不気味な場所やホラー映画は「幽霊に呪われて死ぬかも」と思って怖いし、仕事での失敗は「自責の念のストレスで死ぬかも」と思って怖い。
もちろん普段から斯様に意識して怖がっているわけではないけれど、考えてみればこういうことだと思う俺の場合。理由なき恐怖って何なんだろう。理由なくそれ自体がただ怖い。そんなものあるんだろうか。理由がないわけではなくて言葉にできないだけだろうか。自分にはよくわからないので、気になるし興味がある。「なぜ死ぬのが怖いのか?」と問われたら、俺も説明できないけれど。
写真のジャスコ肉、個体識別番号は書かれてるのに検索先が「http://」で終わっている。何だこの片手落ちぶり。怖い。食うけど。