桜井武『ロンドンの美術館』

夏の旅行先候補にロンドンを考えていて、それで読んでみた本。脈絡のないエピソード集ではあるが、上から目線でもない、かといってへりくだる訳でもない語り口に救われさらっと読めた。いや、その実、序盤は全然読み進まなくって、というのも一生懸命に大学時代に学んだ記憶の断片を掘り出そうとしていたのだけれど、途中から放棄したら気が楽になった。もっと美術史をきちんと勉強しておけばよかったなあ。と今更思っても後の祭り。これから肌で感じてくるのだ。あと、むしょうにアートを買いたくなった。
しかしながら夏のロンドン、ただいまキャンセル待ち中。行けるのか。どうか。

ロンドンの美術館―王室コレクションから現代アートまで (平凡社新書)

ロンドンの美術館―王室コレクションから現代アートまで (平凡社新書)