役所的平等

妻の運転免許更新につきあって手稲の試験場に来ている。で、今、ベンチに座って講習が終わるのを待っている最中なのだけれど、こういうお役所的な場所にて落ち着いて人々を見ていると面白い。ふだん、いかに自分が世の中のある特定のグループの人々としか顔を合わせていないかがよくわかる。世の中には自分が知らないまたは知っていても関わることがないまたは知ったかぶりしている人々のグループがたくさんあって、その人たちが今、わたしの目の前で、誰もが通らざるを得ない役所的平等のもとに二列に並び証紙を買い割印を押し視力を検査し講習を受けているのである。どんな店よりも街よりもネットよりも、役所にはあまねく人々が訪れ行き交う。すげーわくわくするとともに、自らの人間観がいかに狭いかを痛感する。ノーボーダー!