立川談志ひとり会

其の十六@道新ホール。会社の先輩の御厚意で急遽チケットゲット。大感謝しつつ急に誘った友人と、前から2列目。大感謝。
初談志。とんでもなくパンクで、すこぶるチャーミング。狂気と疑似安定、軽蔑と帰属、否定と肯定、大口と謙虚、品とグロテスク。ああ、生き様なんだなあとすごく強く感じた。多少説教じみていようが舌鋒鋭く心地よく、絶妙にバカバカしくて不意に異化。引きずり込んどいて突き放す。痛快。
終演後、ロビーのホワイトボードによれば演目は「やかん」と「短命」であったらしい。ともあれ俺は立川談志を見た。テレビに出てるタレントを生で見たというのとは違う意味で、俺は立川談志を見た。大満足。
会場を出て友人と飲んだ居酒屋の隣のボックス席、若い男女が向かい合い、はじめ女は敬語だったのに、われわれ帰り際には男女並んで片側に座りタメ口べったりでれでれだった。なんて素敵にグロテスク。