これが理想の生活なのか自分でもわからんけれども。

夜。とある溜まり場的な店で、友人たちを集めたパーティーが開かれる。こじゃれたカウンターと広いスペースのある焦げ茶色っぽい店。一人ひとりからリクエストが書かれた紙を受け取り、順番に実行するパーティー。だいたいは食べたいもののリクエストで、それらをその場でつくったり、別の店から取り寄せたりして食す。費用は基本的に私負担だが、「あんまり高いものは、1万円ぐらい負担してもらうよ」と私は友人に告げる。それぞれのリクエスト紙には予算がメモ書きされている。平均して45,000円程度。我々は次々とお題を消化してゆくが、不思議と満腹にはならない。ある料理に関しては、私はとても嬉しい気持ちで提供したのだが、リクエスト主は満面の笑みでリアクションしつつも、内心は気に入っていなかったようだ。ごめん。
いろんな友人たちが集まっている。友人の友人もいるが、既にみな打ち解けている。南アジアの方面から来日して暮らす若い家族もいる(その夫たる青年が、満面の笑みリアクションを返してくれた人物)。私が大好きなブログ「空中キャンプ」の人もいる。「空中キャンプ」の人と私は友人のようでもあるし、「空中キャンプ」の人が書いている日記の文面を私がなぞっているようでもある。なにかの音楽が流れて、なにかを踊りだす人もいる。とても楽しい。ある友人は「あのとき辞めなくてよかった!」と叫んだ。
シメに向かったのは、「たべっこどうぶつ」という名の居酒屋。メニューは「たべっこどうぶつ」のみ。見たこともないような大きさ(幼稚園生の拳程度)の巨大なたべっこどうぶつを、おそらくタレか何かに漬け込んだ上で揚げている。で、それを白米丼の上に山盛る。以上。「いやいやいやいや!」とツッコむ我々に、店主は誇らしげに「猪木もよく来てる」と言う。そうか。
空も白み、徒歩でぶらぶらと帰途につく。自転車で爽やかに去ってゆく通行人女性は「ダイニング」という名の頭痛薬を愛用しているらしい。ほほう、いいネーミングだなと感想を抱く。
朝。目覚ましが鳴り、止め、二度寝を試みるも「コーヒーがある」と自分に言い聞かせてベッドを抜ける。限りなく洗面所のプラスチックコップに近いタンブラーに熱いコーヒーを注ぎ、そいつをすすりながら、ヘアバンドで長い前髪をよけて、寝巻き兼部屋着のまま、マンションの1Fのコンビニへ足を運び朝食を物色。体によさそうな胚芽なんちゃらパン(160円くらい)だけが並ぶ棚を眺めて「ちょっと物足りないな…」と思った。
ここで目が覚めた。
ふだん夢日記なんて書くことがないのだけれど、珍しく鮮明に憶えている箇所が多かったので(眠りが浅かったせいか)書き留めてみた。ハッピーと言えるかどうかはわからないけれど、とても充実した夢だった。眠い。


今朝のリアル朝食は、義母が漬けたイクラon白米丼。うまし。