仕事と愛着

とことん好きなもの、没頭できるものをつくることが、きっとよいものづくりにつながる。対象にどれだけ愛着を持てるかが、アウトプットの質につながる。まあ当たり前のことである。
しかしながら仕事である以上(会社勤めならなおのこと)、自分が心から没頭できるものばかりに携われるでもないし、かといって、じゃあ「本当にステキなもの」は仕事じゃない部分、趣味としてでしかできないのか?というと、それでは仕事がつまらなくなってしまうよねえ。
かといって強制的に「携わる仕事に、愛着を持たねばならない」なんてのは嘘じゃないですか。自分の気持ちに嘘ついて持つ愛着なんてのは。だから、素直な自分の気持ちってのは、もちろん尊重すべき事実なのだと思うわけです。
であれば、仕事として自分にできることは、「なぜ、これ(仕事の対象)は自分が愛着を持てないものなのか?」を考えて、「愛着を持てるものにするには、どうすればいいだろう?」とあれこれやってみること。それがモチベーションになるし、アウトプットの質につながるのではないかなあ、と、思いました。