東野圭吾『容疑者Xの献身』

父から拝借しっ放しだったのを、実家に帰る用が出来たので急ぎ読了。最初の数十ページ我慢したらあとはするするするっと読めた。面白かった。東野圭吾って『手紙』とこれしか読んでないけれど、プロットがとてもよくできていて、けれど味わっていたいような小説ではないよなあと思う。プロットだけもっと端的にまとめて他の誰かが簡潔に語ってくれたら、そっちの方がブルっとくるんじゃないかなぁ、たぶん。そういえばこないだ、ほぼ日で糸井重里が「味わう」ということは「快楽の時間を引きのばすこと」というようなことを書いていて、はぁーなるほどなあと腑に落ちたっけ。

容疑者Xの献身

容疑者Xの献身