タクシードライバー/12人の優しい日本人

タクシードライバー』やっと観れた。デ・ニーロがアンチヒーローだとかジョディ・フォスターが若いのにすごいよねとか、なんか色々断片的に聞いてからだったからか、期待していたよりずっと普通。わかりやすさもわかりにくさも色んなことをひっくるめて、普通。特にビンビンくるものなし。もう一回観たいとも特に思わない。もしこの作品が映画史上に残る不朽の名作かつこれわからないヤツはダメってんなら、現時点での俺は映画なるものが好きじゃないんだろう。1976年っちゅう公開のタイミングなら、もしかしてすんげえ面白かったのかもしれない。けれど俺は、今から1976年にこの作品を観ることなんかできないしさ。たとえば演劇はそのとき限りの芸術、対して映画は残っていくものだという言われ方があるけれど、決してそんなことはないのだと思った。資料として残しやすいってだけ。語りたい奴らが語りやすいってだけだ。
12人の優しい日本人』こちらもやっと観れた。面白くないわけがないと思って観てて、やっぱり面白くてよかった。みんな優しいよね、ほんと。良い人悪い人みんな一生懸命ではっちゃきでかわいらしい。舞台も観たいなあ。観たかったなあ。観たいなあ。