プラダを着た悪魔／ゾディアック／運命じゃない人

『プラダを着た悪魔』準新作ってことで借りてみた。もっともっとイライラムカムカフラストレーションのたまる展開かと予想してたんだけれど全然そんなことなくすっきり気分爽快に見ることができた。四六時中鳴りまくるケータイがスマートフォンなのがなんかいい。当たり前のことなのかビジネスな匂いの象徴か。アン・ハサウェイもなかなかだけれどメリル・ストリープに尽きる。いろいろ見所はあるけれど、メリル・ストリープが「ベルトの青色」についてバッサリと語り倒すところがブルっときた。誰かの「まーいっか、仕事だし」が俺や俺の大切な人の生活に直接にせよ間接にせよつながっているわけで、俺の「まーいっか、仕事だし」が誰かや誰かの大切な誰かの生活につながっている。そうしたら「仕事だし」なんて割り切れるわけないべや。That's all.
『ゾディアック』丁寧でよくできていて見所もそれなりにあるんだけど、オーソドックスかつ事実に基づいてるぶんその事実に大したひかれなかった自分は最後の最後に乗り切れない感じで終わっちゃった。
『運命じゃない人』同僚友人のおすすめ。DVDを借りて鑑賞。揺さぶられることこそないけれど、佳作。