月光ノ仮面

自宅鑑賞。板尾創路監督作品。
古典に根ざしたわけわからん物語を、若干現代風にポップなお化粧をしつつ、そのまんま出ししちゃいました、びっくりしたやろ?みたいな。
「わけわからん」ものの楽しみ方はむずかしい。嫌いじゃないし、とても必要な成分だと思ってもいるんだけど、楽しもうとする際の心構えというかTPOというかには繊細な判断が必要だ。「わけわかっているつもり」な普段の自分を揺さぶられるわけで、心やすくありたいときには向かない。あと「わけわからないけど面白い」と「わけわからなくてつまらない」の間になにがあるのか、そのへんが自分では腑に落ちていないというのもあって、そのへんへのまなざしを持ちたいなと思っている。
石原さとみは本当にいい女優だと感じ入りつつ、千代将太のいい男ぶりがもっと広く知られたらいいのにと願っている。
日曜の夜に観たんだけど、その間オンエアされてた板尾企画のガキ使は神回だったらしい。むむむ。