『オケピ!』(2003)

自宅鑑賞。おんもしれぇー。でもなっげぇー。
いわずとしれた三谷幸喜のお得意バックステージものにして、ミュージカル。サービス精神としてのメタ仕掛けも上品にまじえつつ、極上の3時間。
本業的に歌える人とそうでない人が入り混じる舞台で、そうでない人はまあそれなりっちゅうか普通でそれはそれでいいんだけど、本職の方がどわわわーっと歌い始めちゃったときの、なんちゅうか、もうすごすぎて笑けてくる感じ。歌だー!歌が来たぞー!どひゃー!みたいな。
タモリや劇中のセリフを引くまでもなく「ミュージカルってどうして歌う必要が(以下略)」という議論はあるわけだけれど、ミュージカルってなまじコンサートよりも「歌」を聴いてしまう舞台なんじゃないか、なんて思った。