スペシャルとアザーズ

自分が「その他大勢のうちの一人」であるという事実を、ときおりひしひしと感じることがある。私「なり」の考えなんていうことは私の思い込みでしかなく、どこかで聞いたことのある考えの部分的・無意識的な流用のかたまりでしかないということを考える(いまこの場所の、この記述も含む)。
歌い奏でられる人や、絵筆を取れる人を無条件に尊敬してしまうのは、自分が持たざる技芸だという点だけではなく、そのような技芸が生み出す作品たちが宿命的に無二である(と私が思っている)ということと関係があるかもしれない。音楽作品や美術作品、と、文筆のちがいはなんだろう。すくなくともこのへんをずばりと語れるほどには私の筆は鋭さをもたない。
先週後半から週末にかけて、小説じゃない本を2冊読了した。経済の本と、持ち物の本。小説は別途、地下鉄で読んでいる。小説複数並行読みも悪くないけれど、私の読書習慣としてはこのくらいがちょうどいいのかも。小説の冊数は減るけれど、フィクションの外にも物語はたくさんあるものね。来年の読書目標設定は「小説の冊数」じゃなくて「本の冊数」に戻そうかな。感想メモは追ってまとめる。
土曜は出勤して、日曜は出勤せずに家の買物や投票など。終えて帰宅して夕方からのビール。ビールは飲み会と、家ではこういうときの楽しみにとっておくのでよさそうだ。至福。首筋はだいぶよくなった。スヌードはきょうも巻いたまま勤務。