寒さが記憶を呼び起こす

大雪が降った土曜は職場にいて、雪が上がった日曜は劇場と街へ出かけた。いつもより少しだけじっくりとストレッチをした2日間、ぐっすり眠れたのは処方されている鼻の薬のせいでもあるだろう。寒い朝、眠り足りない月曜日。きっと寒い限りは毎日眠い。すなわち冬の朝は毎日眠い。残念です。
「連絡通路」というものは、どうしてあんなに寒いのだろう。壁一枚隔てたのみで吹きさらしの連絡通路、そりゃ寒かろう。雨風雪をふせいでくれて非常にありがたい存在なのだが、その寒さはもしかして外のほうが暖かいのではないかと思わせんばかりの厳しさである。高校の放課後、部活のために毎日訪れていた記念館と校舎をつなぐ連絡通路は仲間内で「シベリア街道」と呼ばれていた。あの通路を毎日わたる後輩、いまも寒がっているだろうか。いま後輩いるのかなあ。