英検準1級


実用英語検定試験2011年度第2回。合格しました。ラッキー。

受けた理由

年初の抱負にも挙げたように、英語学習に対する明確な目標設定として受験を決意。もはや合格したところで履歴書が必要な身でもなし何に使うってわけでもないが、合格自体が目的ではないのでそれでよし。英検を選んだのは自分的に慣れ親しんでいるため余計な手間がなく、かつモチベーションが保ちやすいので。というのも、大学時代に準1級は2回落ちており、そのままにしていた経緯があった。10年ぶり3度目の受験。

申し込み

8月にネットで申し込み。検定料はカード決済。6,000円也。

準備1

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(2011年にver.4が出てる…)
とにかく学生の時分よりボキャブラリーとリスニングが弱いという自覚があり、かつ通勤時間を有効に使いたい(そうしなければ学習時間の確保が困難)との意図から、この記事に書かれていた方法を採用。2010年頭に購入し、2010年はサクッと三日坊主化していた本書を2011年えいやと再開。仕事の帰り道(徒歩部分)に1曲リピートで何回も聴き、後日冊子を確認、次項へ。という流れで進めた。

くもんのハイレベル中学英語―文法・作文 スーパーステップ

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もう1冊。すっかり曖昧模糊としていた文法の基礎の基礎を洗い直すために。英検用の教本を購入しようかとも迷ったが、試験対策が本意ではないということと、自分にとっては「かつて積み重ねたものの、積み重ね直し」が必要と思ったので。「あー!そーだったそーだった!」の連発(こんなに忘れてたのか…)。簡単な問題はほんと簡単だけど、けっこう間違えて若干へこんだ。

どちらも試験までにやり通したかったが、残念ながら途中まで(何が何でも今年合格しなければならないという事情もないので、そこは割り切れた)。
上記の他には、英単語をつぶやくTwitterアカウントをいくつかフォローして普段からぼんやりとでも目に入るようにしたり、Webで英語の記事を意識して読んだりするようにしていた。主に世界の時事ニュースや、個人的に興味のある文房具ブログなど。細かい意味がわかんなくても、あまり辞書を都度ひいたりせずに、ざっくり読み通すように心がけていた。世界のニュースは日本のよりどぎつい写真(血が出てたり)があるので注意が必要。
いちおう前日に、英検公式サイトで過去問を確認。英作文があるのを初めて知る。え、全部マークじゃねーの。

一次試験本番

会場は札幌静修高校。シニアな方もいらっしゃれば、保護者同伴の小学生も。おもしろい。試験自体はざっくり想定の時間配分で進めることができた。前半のボキャブラリーは笑えるくらい全然ダメで、長文問題は自信アリ。これって大学受験時と全く同じで、あー成長してねーなーって思ったけれど、リスニングが思ったよりすんなりやれて「お、ここ成長したんじゃないの?俺」とうれしくなる。英作文にシニカルなジョークを加えようとして時間ギリギリになる。

一次自己採点・結果

前半のボキャブラリーが思ったより正解してて(大いにマグレ含む)、わりと自信のあったリスニングが思ったより間違ってた(それでも以前よりはできてた)。英作文を除く自己採点分で合格ラインの7割ギリギリ。で、結果的には英作文も7割取れてて、ギリギリ一次通過と相成った。70点/99点満点。合格点は69点。

準備2

CD付 ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100 (スティーブ・ソレイシィの英会話シリーズ)

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まさか一次通ると思っていなかったので、気楽に二次に臨むことに。とにかく英会話の経験が乏しいうえ時間もないので、自信と度胸だけを準備することにした。1冊だけ基礎的な英会話の本を購入。CDを通しで2回、職場からの帰り道にサラッと聴いて終了。
前日に英検公式サイトで試験形式を確認。

二次試験本番

会場は北星学園大学。ここにも保護者同伴小学生。お前一次試験受かったんか!あの長文問題の、アメリカのアーミッシュの話の意味わかったんか!と複雑な気持ちになる。試験官は実年とおぼしき女性。設問の意味や内容は問題なく理解できたものの、なんせ自分の口で英語で話すのは何年ぶりかわからんくらいのぶっつけ本番。まーまー言葉が出てこない。試験っていう意味では「言葉にしやすさ」優先で解答をつくってもいいんだろうけど、それはせず(できず)、自分の率直な本音を英語にしようとするもんだから、つっかかりまくりの考えまくり。笑顔と身振りだけは絶やさぬようにしつつ、にこやかに終了。

発表

22点/38点満点。合格点22点。笑えた。

感想と今後

学生時代、少なくとも大学受験まで、自分にとって英語は「得意なもの」だった。ところが大学入学後にその研鑽を怠り、かつ英語を使う機会を得ることも、得る努力もないままに月日は流れ、英語はただの「かつて得意だった科目」というだけになり、なまじ得意だっただけに大きなコンプレックスとしてのしかかり続けていた。冒頭に述べたように、受かったからって特に何もないのだけれど、大学時代に2度落ちた準1級に今回合格できたことで「少なくとも当時の水準の英語力が自分にはある」ことがわかったので、そこは自信になった。錆は落とせた。
とはいえ、英検公式サイトにある「Can-doリスト」を見てみると、これがもう笑えるくらい「今の俺には絶対にムリ」なことばかり。ここを最低ラインにして英語を身につける努力は続ける。


以上。