第9地区

レンタルにて。すんげー面白そうと予想しながら避けてきた本作。理由は2つあって「もし重くて暗い話だったら妻が怒りそう」ってのと「グロかったらやだな」だったのだけれど、妻のほうから予想外の「見たい」申請があったために、グロさに不安をおぼえながらも観賞に踏み切った次第。
で。決して楽しげな話ではないが、きちんと娯楽作で、爽快感もあって、それでいてちょっと考えちゃう深みも用意されていて、とてもよかった!話の展開自体は、おそらくとてもオーソドックス。けれどその手前の時点の設定のユニークさ。“娯楽作”的部分をストーリー展開が、“深み”部分を設定が負っているのかもしれない。そしてなにより耐えられないグロさではなくてよかった!
そっけないタイトルもかっこいい。「District 9」。「第9地区」。タイトルってこういうことでいいのかもしれん。
『幼年期の終わり』また読み直したくなってきた。