北海道らしさを考える

4泊5日の道北出張へ行ってきた。

どこまでも牧場、牧場、牧場。どこにでも牛、牛、牛。同じ北海道なのに、異様なまでのストレンジャー感。なぜだか寒々しい、怖い気持ちすら覚える。慣れない運転をしながらふだん見ることのない圧倒的な風景を目の当たりにして、新鮮な感動。
けれどふと「あ、これっていわゆる一つの『ザ・北海道らしい風景』なのかも」と気づいた。
これが北海道らしさなのか?俺、今まで見たことなかった風景だったのに。俺、北海道生まれ北海道育ちなのに。
北海道にいると「北海道らしさ」という言葉が出てくる場面は少なくない。なんとなくみんなが共有できていそうな、便利なフレーズ「北海道らしさ」。しかしながら、このアバウトな言葉の定義がブレていて行き違うこともまた多い。
百人百様の「北海道」イメージが「北海道らしさ」という言葉で安易にくくられてしまったときに、そこで思考を停止せず、時と場合と相手によって「らしさ」の芯をえぐり出す姿勢が大切だなあ。地元の制作者の端くれとして、なおのこと(地元だからこその相対化の困難さはあるのだけれど)。


木々の深い匂い。音のない時間。煌々と月明り。


ハイエースってだけでも緊張するのにグランドキャビンの長さに絶望した。


躍動する筋肉


マリリンモンローゼリー(Oh!)


超大好きな音威子府(筬島)。川は天塩川