おかわらない

子供の自分から大喰らいだったが、自宅でごはんをおかわりすることはほとんどなかった。もともとの茶碗が大きめだったこともあるけれど、わざわざおかわりをせずとも満たされていた(もちろん、しようと思えばできた)。
が、実家を出て独り暮し、いまや二人暮しを始めてから、ごはんをおかわりすることが増えた。茶碗が小さめになったこともあるけれど、もう一杯、もう一杯とおかわるうちに、実家にいた頃の一杯を超えている。そりゃ肥えるわ。
しかし、ごはんのおかわり欲をぐっと耐えるのは難しい。目の前に味の濃いおかずが、白米とともに口に放り込めばさぞ幸福になれるだろうおかずが残っているのに、手元の茶碗に米がない。炊飯ジャーにはある。そんなとき、どのように耐えればよいのか。情けない話だが、そのような状況下では「痩せたい」では弱い。あらがいがたい。
で、今日いいこと思いついた。我が家では、炊飯する米の量は毎日ほぼ同じだ。夜にタイマーをセットして、夕食と、翌昼のランチおにぎり分として食べる。つまり、夕食にごはんをおかわればおかわるほど、翌昼のおにぎりが小さくなってしまうのである。これは由々しき事態である。夕食のごはんも大切だけど、平日の昼のおにぎりはストレスフルな会社員生活にとって非常に非常に重要な楽しみなのである。おれは朝、会社の自席に座った時点で昼のおにぎりが楽しみなんである。
なので、これをもって、おかわりをぐっと我慢するモチベーションとすることにする。いやーこれもーまいっちゃうなー痩せちゃうなー。