今年の高橋

12/5金曜の日経朝刊。手帳の高橋。

「2009年の高橋は、大サービス!」
て。じわじわと笑ってしまった。何を言うかが大切なのだ、ということを思うコピー。当たり前だけどこの5連休というポイントは何も高橋がひねり出したものでも作り出したものでもない。でも、見っけたった。そして、堂々と言い放った。それだけでいいし、それ自体がユーモアになってる。いいなあ、これ。難しいことはやっていないのに。ちょっと意味するところは違うかもだけど、山崎隆明が「WHAT TO SAYは平凡でいい」というようなことを言ってたのを思い出した。
ボディコピーも、いけしゃあしゃあとしていて実にいい。ベースとなるフォーマットにきちんと忠実。写真じゃ見えないので写しておく。

2009年の高橋の手帳は、連休を増量しました。GWが5連休。おまけに9月にも5連休がついています。これは、見逃せない!さあ、あなたも新しい高橋の手帳を手にとって、ページをめくってみてください。さらにうれしい発見があって、素敵な予定のアイデアが浮かんでくるかもしれません。そのバリエーションは、使いやすさと品質にこだわり抜いた184タイプ。あなたにピッタリの一冊が、きっと見つかります。

高橋の広告、ちょいちょい見るけどいつも面白い。去年はこれだったな。彼の今年はいい年だったのかな。
あと、広告じゃないけど「高橋」って名前は絶妙だよなあと思う。「吉田かばん」って最初に知ったときはダサいと思ったけど後々じわじわ好きになってかっこいい感じになったあのときの感じに似ている。道具としての質実剛健さ、メイドインジャパンらしさ(高橋の手帳が実際どうかは知らんが)、いい意味で地味、いい意味で普通、みたいなところの渋さが、鞄と手帳で似通っているのかもしれない。俺、手帳、高橋じゃないけど。