貸してしまって身軽になる

本が増えて困る、しかし捨てたり売ったりすることができない、てなときには「人に貸す」ことで本棚のスペースを空けるという整理術はどうだろうかと思いついた。
「貸す」という行為を一時的なイベントとしてではなく、それこそが平常ととらえてしまう。貸した本が返ってきたら、また次の誰かに貸す。の、繰り返し。自分の手元には本当に大切な本だけを残しておけばよく、仮に大切な本でも常日頃参照しないものであれば貸してしまう(ただし、貸す相手の信頼度は高いほうがよい。その信頼度は人となりや印象というのではなく「借りた本をきちんと返した実績」によってのみ上がる)。「あ、あの本、読みたいな」と思ったら「悪いけどさ、ちょっと返して」って言って返してもらえばいい。
この整理術におけるキモは「目録」と「貸出管理」だ。たとえばAmazonと紐付けた目録を作れば手元に実物がない(貸出中の)ときでも表紙イメージや目次、カンタンな内容なども参照が可能だし、レビューなどなどによって目録が日々成長していって「ああ、こういう評価もされてるのねん」といった新しい発見も期待できるかもしれない。貸出管理は…とりあえず目録に「貸出中」「貸出可能」なんかのフラグがきちんと付いてて、たとえば、返却予定日になったらメールが飛ぶとか(自分に/相手に)。自分用目録としてクローズドなものでもよいし、リアル知人だけに公開してもよいし、なんなら公開目録どうしがつながっちゃってもいい。
現在のありものサービス(Socialtunesとかシェアモとか?)を使えば似たようなことはできる気がするけど、本の貸し借りだけに特化したこういうの、自分用にだけでも作れないかなあ。貸しコレ。kskr.