好奇心おばけにはなれない

なにごとも好奇心がだいじだよねーという風潮があって、そんなにあれこれ興味をもつことのできない私はいつも引け目を感じている。興味のないものに対してはわりと冷淡でいられるたちだが、そうもいかないとき、つまり、べつに興味のないものに対して「興味をもて」と強制されるのがとにかくつらい。

いろんなことに興味をもてる人はすごい。でも私は好奇心おばけにはなれない。

ずーっと感じてきたその引け目と折り合いをつけるアイデアとして「質問をする」ということを思いついた。興味を強制するのではなく、質問を習慣化する。それが興味のあることであればもちろんだが、興味のないことであっても、自分の興味とは無関係に、話を聞いたらとにかく質問する。気持ちの強制がしんどいのであって、行動の強制は問題ない。

そうすれば、興味がない話でも楽しく面白くすることができるし、もしかすると興味が出てくるかもしれない(結果的に興味が出なくても構わない)。少なくとも「どうでもいい」ことは減り、生活の解像度は上がるだろう。そのうえで、興味のあることにフォーカスし、興味のないものはばっさり切り落とした日々をおくればよろしい。

質問する内容については、Rockaku森田さんの著書にあった「取材時の最低限ヒアリングポイント」を参考にしようと思う。