世界のどこにいても寂しくないわ

日記を書かないと、毎日のことがいろいろとこぼれ落ちて行ってしまうようでいやで、でも、そのプレッシャーが重荷になってますます書けぬという悪循環。やりがち。書けるときだけ書いときゃいい。書かないよりはいい。


5/4、大学の講座(私の卒業時はまだ「研究室」だった)の同窓会に出席。
日中は研究発表の聴講。自分の先輩、そして後輩に、すばらしい方々がわんさかいらっしゃるのを目の当たりにして感動。登壇予定だった同期卒業生の学芸員さんが欠席となってしまったのは残念だったけれど、ほかの同期ともいっぱい会えてよかった。夜はすっかり学生時代の専門領域にはいない(と言ったらあとでしかられちゃったけど)自分も軽くスピーチというか壇上から喋る機会をいただき、いっちょまえに後輩達に先輩風を吹かした。すみません。お世話になった先生、お世話になったけど今は母校にいない先生、当時はお世話になってないのに今はお世話してくれる先生。ほんとにありがとうございます。ここの子でほんとうによかった。



5/5
東京流通センターで開催される文学フリマへ。とっていたはずの飛行機の支払いを忘れて予約を流してしまっていることに前夜に気づき、顔面蒼白、あわててジェットスタースカイマークをとりなおし、なんとか当初の予算とほぼ変わらずに行けることとなった。まじあせった。
会場には夕方、閉場1時間前くらいに到着して、そこで、今回小説を書かせていただいた文芸結社「突き抜け派」の方々と対面。しーなねこさんとは一度だけお会いしたことがあったけれど、そのほかの方々とはメールなどのやりとりだけでそこが初対面。ごあいさつ。
文学フリマ終了後、すみやかに撤収し、浜松町駅の地下の居酒屋で突き抜け派打ち上げ。お互いの作品の感想から、話は多岐にわたりながら。営業時間いっぱいまで粘り、その後デニーズに移動してコーヒー5杯。


自分がいっしょうけんめいに考えたことや書いたことを受け止めてくれて、それに対していっしょうけんめいこたえてくれる。自分もまた受け止めて、こたえる。この営みのなんと豊かで、元気になれて、ありがたい、有り難いことだろう。
離れている人たちがおおくてかんたんに会えないけれど、またみなさんに会いたい。みなさんが日本のどこか、世界のどこかにいて、いつかまた会えると思うだけで、かなりいい。