ほっかいどう大マンガ展


7/14sun@札幌芸術の森美術館。3連休の真ん中、会期初日を避けての2日目来場だったが、PMFやってたり真駒内は花火大会の日だったりっぽくて若干裏目。とはいえ美術館はさほど混雑しておらず、ゆっくりゆったり鑑賞できた。「さぽーとさっぽろ」の割引マジでリスペクト。
北海道にゆかりのあるマンガ家さんって多いよねっていう話はなにかとよく耳にするけど、他都府県を比べたことないんでわからないけどどうなんですかね。マンガはギャラが低いから都内に住むハードルが高い→地方在住者が多くなってるみたいな話もむかーし聞いたことがあるけどどうなんですかね。
さて本展、「原画がいっぱいで楽しー」みたいな感動はあまりなく、たとえば以前、同美術館で開かれていたジブリのレイアウト展や男鹿和雄展のようにアニメのセル画や背景画の現物生を見ると「おおおーすっげぇーてゆかこれがこうなってこう!へぇー」と感嘆もひとしおなのだが、やはりマンガとなると、その原画と、ふだん目にしている刷られたマンガとの間に、わかりやすい差異を感じにくいのかもしれない。技術的な基礎知識や経験がある人にとって、あるいは技術の伝承という側面において、原画の重要性は理解はできる。が、私のようにマンガの技術的な基礎知識がない者からすれば、「こんなマンガ家さんが北海道にゆかっているのね」「ああ、このマンガのこの話、おぼえているわ懐かしい」「あ、見たことある」「見たことない」「へぇ、こんなマンガもあるのか」くらいでした。とにかく量が多くておなかいっぱい。
そういう意味では「マンガの制作フローにおけるアナログとデジタルの違いについての説明・展示」が、いちばんぐっときた。もしマンガ家さんのアトリエ再現だとか(せめて写真とか)、道具の展示だとかがあったら、きっともっと楽しかったなー俺は。
まあ、キャッチコピーが「こんなにいるぜ!!」だから、これでいいのかな。
9/8まで。