あざといとわかったうえでの

なにかと言われる金麦の広告。気づけばすっかりロングラン(もう何年になる?)。そして、いまだに言われる金麦の広告。そうやって話題をつくる時点で大成功ですよね。一貫したファンタジー。平成日本の突き抜けたファンタジー。
金麦は自分も想定ターゲット内ということなのか、個人的にも、よく言われるほど違和感や嫌悪感をおぼえない、すくなくとも冷静に見ていられる広告だし、特にポスターや新聞なんかで目にするコピーはとっても好きだ(夏の交通広告については去年も書いた)。
なのだけど、今夏の地下鉄

金麦の夏、つばひろのむぎわらぼうし、しろいすなとあおいそら、らんでぶぅ、うみのむこう、うなじ、じかにしいたびにーるしーと、となりまちのはなびのおと、とろけるねったいや、やきそらまめ、めがねのひやけあと、とけいまわりのせんぷうき、金麦の夏

は、自分の中の許容量を超えたことを、自分の感じ方の記録として残しておきます。ほんとに微妙なところ、ギリギリアウト。「ダメだ」って思った次の瞬間に「俺のライン、ここか!」って思った。