夢文具

文房具の夢を見た。
文字が美しく書けるようになるセミナーに出席している私。
文字の話は二の次で、スタッフらしき人間によって、軸が竹でできている画期的な筆ペンや、特注サイズ(横長)の原稿用紙の購入を勧められる。
教室の最前列に座る私は、その勧誘を拒否し続ける。購入を見送る。筆ペンは試し書きをすると文字がかすれたし、原稿用紙は紙はよいが大きすぎた。そして「同じ物を買い続けられないのなら意味がない」とか、普段と同じことを言っていた。
夢の中でなら買っちゃえばよかったのに。高い物じゃないんだから。


セミナーの終了時刻が近づいてから満を持して登場した美文字の先生は「お前ら買ってないのか。買えばいいのに。まーいーや。」的なノリで、「美しい文字が書けるようになるための、手指を柔らかくするストレッチ」を教えてくれたのだが、忘れてしまった。
忘れてしまったことを惜しいな、と思ったのだが、どうせ自分が考えた出鱈目メソッドである。