無責任な小説

デイリーポータルZの「書き出し小説」。このまえ入選したものが、12月の審査員賞(天久賞)をいただけて、天久さんと林さんにコメントしていただけたー。超うれしい。
@nifty:デイリーポータルZ:書き出し小説大賞・第7回秀作発表
(ページ後半から審査がはじまります)

天久「でもこれって書き出し小説ならではじゃない。実際このネタで小説書くとしたら大変だよ。取材もしなきゃだし、第一このテーマでそんな持たないでしょ」
林「最初は書き出しのパロディって感じだったのが、最近は書き出し小説ならではの、独自の文体が出てきましたね」
天久「書き出しだけだからいい意味で無責任になれるし。プロには書けないものも平気で出てくる」
林「サッカーだとPK戦みたいなものですね」
天久「PK戦ならとんねるずでもプロに勝てるぞ!みたない(笑)」

このくだり、本当にそうだなーと思いながら楽しんで書きました。実に素晴らしい企画フレームですよね。アマチュアなりの楽しみを追求していった一つのかたちなのかもしれない。プロとアマの違いは当然あって、ただ「おもしろさ」のもとにプロとアマがフラットになれる土俵の設定。どの作品も面白い。常連さんとかコンスタントに面白いのすごいなー。


それにしても、ほめられるとうれしい。そして、ほめてくださった人のことを好きになりますね。いや、もともとお二方とも好きでしたよ。好きでしたけど。といいつつ今回は最終選考止まりでしたが、たとえこの一回だけになったとしても、天久さんと林さんのことは好きです。ぼちぼちこつこつ楽しみます。


ところで「書き出し小説」?「書き出し文学」?