正月感

「ことしは正月っぽい感じがしない」なんて毎年言い過ぎてもうなにも感じなくなってしまった感。年末年始、こんかいは紅白も一切見ずに、初詣も行かずに、ひじょうに正月感の薄い年越しとなった。じゃあ、なにをもって正月感であるのかというのはなかなか難しく、たとえば幼少の頃に植えつけられた「家で福笑いやって遊ぶ」的なそれがあれば果たして正月感は復活を遂げるのか、ところでそれは楽しい時間なのか。お料理を準備される皆々様におかれては尊敬するばかりであるが、私としてはそれらを力一杯おいしがりながら、まるで出張の移動中のような普段はありえないゆっくり進む時間として、そのうえ読書なども許されぬひたすらに無為を味わう時間として、年末年始の休暇をとらえたいと思う。
ジルベスターコンサート、最後ちょっと巻いてキュッと終わったよね。ほこたて見て、リアル脱出ゲームTV見て、大沢たかおが北極だか南極だかにいるの見てミナミゾウアザラシのビーチマスターに心揺さぶられ、盛況のバーゲンを歩きまくり、自室に戻ってきてからは録画した笑ってはいけないをチェックしながら静養に徹して正月休みはきっちり終了。きっちり仕事始。
大荒れの北海道、とりわけ札幌から旭川方面に思いを馳せる。みんながんばれ。あったかくすれ。