東京都美術館「メトロポリタン美術館展」
11/11sun。友人の結婚式で上京時に鑑賞。じゃっかん記憶が薄らいできてるのでメモを見ながら思い出しながら。
鶯谷のホテルに宿泊し、朝、徒歩で上野公園へ。開館直前くらいに着いたら並んでてゲー!って思ったけど、列は滞ることなくすんなり入場できた。コインロッカーもちゃんとあって旅行者としては助かる限り。中も押されることなくゆっくり観られました。
アメリカには行ったことがないので、今回のこの展覧会がどれほど「実際のメトロポリタン美術館と同じ比率での縮図」となっているのかはわからないのだけれど、アメリカの絵が多くてそれは今までの展覧会体験にはあんまりなくて新鮮で、でっかい自然を題材とする以上はそのへんは似たり寄ったりで、学生のころに道近美で観た「スカンディナビア風景画展」を思い出した。
また、遺跡発掘系も豊富で、そちらもまたたのし。『カエルの分銅』とか。手元のメモに「かーわーいーいー」って何回も書いてる。
気になった作品をすべて挙げればきりがないが、抜粋メモ。
- レンブラント『フローラ』
塗り重ねられた透け感と憂い。立ち止まってしばらく動けず。泣きそうになった。
- ドラクロワ『嵐の中で眠るキリスト』
不穏感まじパねえっす。
女のしどけなさ。セクシーな絵だとはじめて思った。腕の「ぐわわ」感。
- ルノワール『浜辺の人物』
こんなに細かい色の重ね方してるから、あんなに透明感あるのな。
- ゴッホ『歩きはじめ、ミレーに拠る』
いろんな意味で、明るいゴッホ!
このタイトルで、自然。無人。なんだかこの日の朝の上野公園みたいと思った。
- 杉本博司『ボーデン湖、ウットヴィル』
「グラデーションしかない」写真。
- ゴッホ『糸杉』
まっすぐをつくるのに、まっすぐなストロークがないんだな。あと、月は一筆?
当日の朝、鶯谷のホテルで見た朝刊の広告。
たしかにワイルドなので、これ思いついた人は気持ちよかったろうなー。