酒とフード

夜中に目が覚めて、枕元のスマートフォンでメールチェックしたら進行中の仕事(もう下阪したはずだが)の修正指示がどっちゃり届いていて、あああこれは今読んでも頭に入らないなとあきらめて眠って、朝、起きてからいざ内容を確認だとメールチェックしたらそんなメールは届いていなかった。いつもより早く職場を撤収して飲みに行って帰った夜。酒の神が「ちゃんぽんしてはいかんぞよ」と警告してくれているらしい。コーヒー焼酎も電気ブランも熱燗もたいへん美味しかったですありがとうございました。
「フードはかぶるためにあるのよ」とはナタリー信子の名言であるが、現代ほどフードがかぶるためにあることが市民権を得た時代は、服飾史における「フード誕生」以来なのではないか。つまり私が10代の頃は「フードは飾りであって、フードかぶるなんてださい」だったと思うのである。パーカーであれコートであれ、雨が降ろうが雪が降ろうがフードはかぶらなかったし、かぶらないフードの中に雪が積もって、いざ本当になりふりかまっていられなくなったときには首の後ろに雪どっさー、ギャー的な。いまは何か降れば若い男女も自然とフードをかぶれるからよい時代になりましたね。私はうれしい。フードもうれしい。きょうはフードつきのコートにすべきだっただろうか。