「見ぃつけたっ」やかましいわ。

お土産に頂いた東京ばな奈のキャラメル味が「こちら側のどこからでも切れます」を、力業で実現していた。

手垢のついた技術…もはや技術とすら思われていなかったであろう、当たり前の工夫「切れ込み」の連発。「今できること」の愚直な反復。さながら桜木花道のフンフンフンディフェンスのようだ。マジックカットなんかなくても。ミクロな技術なんかなくても。華麗なスティールができなくても。今ある手持ちの武器で戦えるのだと。顧客がほしいのはドリルではなく穴であると。ああ、うん、はい。