鈴江俊郎『髪をかきあげる』

7年前くらいに友人からもらった中の一冊。第40回(1996年)岸田國士戯曲賞受賞作品。舞台は未見。
案の定、静かーで地味ーで、「えっ」とか「あっ」とか、フツーのせりふのやりとりで展開。ちょっとズレた調子をときおり放り込みつつ、原則ローテンションに終始。もう大好物。せりふの外に物語がいっぱい!
いわゆる「静かな演劇」が学生のころから好きで、その好みはいまでもあまり変わっていない(そうでないものも好きだけど)。その後ちかごろの演劇がどんなことになっているのか、どうなんだろう。多様なのは前提として、最近ブーム的なものってあるんですかねー。

髪をかきあげる

髪をかきあげる