伊香保には一度だけ行ったことがある
引き続き東京駅。いろんな地域の観光ポスターが貼ってあって、当たり前なんだけど日本の中心的な駅であることを感じさせられる。
その中で、強いからなのかたまたまか、目に留まったのは、群馬。
名湯に浸る。たぷっ。
歴史に迫る。すごっ。
旅情を歩く。ぶらっ。
さて。第一印象では「面白いな」と感じたこのポスターだけれど、いま、改めて見直して冷静に考えようとすると正直「あれ…ちょっとムリがないか…」「『すごっ』だけセリフじゃん…」「実はシズルがあるのは『たぷっ』だけなんじゃないのか…」「でもこの写真が温泉だってよく見ないとわからない…」など、いろいろと思われるところが出てきた。仮に、今の自分に制作側としてのジャッジ権があったとして、よく考えれば考えるほどこの案にOKが出せない気がしてきた。ううむ。
とはいえやっぱり第一印象は大事だ。だってポスターなんだもん。
【コピーどっかん】が【意味はともかく字数と見えづらが揃ったうえで複数枚ならぶこと】によって【インパクト】が生まれ、それによって【道行く人の目を留める】というポスターの果たすべき最低ラインの目標が達成できていて、かつ【ちょっとユニークなんじゃない?】みたいな印象が残せているのであれば、細かいことはヌキにしてオッケーなんだ、きっと。
そういう事例として記憶しておこう。