New Eyes 2012 となりのひと Art about our neighbor

8/25sat@本郷新記念札幌彫刻美術館。会期ラストの土日に駆け込み。この日の午後、札幌市西区は突然の大雨。でも会場は晴れてた。本郷新記念札幌彫刻美術館には初参戦。周辺地域に横溢するセレブ感に戸惑いながらも入館。
広すぎない空間と、多すぎない点数。近所にあったら毎日来たくなる、手のひらのうえで転がしながら何度も何度も味わいたくなる、こんこんと愛着の湧くパッケージとしての展覧会と感じた。あーどうして会期末まで放っておいたのか。
どの作品も好きで記憶に残った。村山由布の彫刻などユーモラスで強烈で、印象的。松本大洋作品に出てきそう。おちゃわん!
1点、書き付けておくとすれば、本展でおそらく最も小さく軽量な作品、小林麻美「前の駅で降りたひと」。日ごろ感じていることを、すいっと見せられた感じで、静かに心の膝を強打した。タイトルもいい。


鴻上宏子作品と。


その後、尊敬する先輩で学芸員のH女史と会うことができ、記念館のほうをご案内いただく。無知な私にも楽しいトーク。「すごい。すごい。でかい。」たしかに。
そして魅惑の裸婦ゾーン。おもしろいー。


翻って「となりのひと」のスタートに据えられた本郷新「遥かなる母子像」を思い、木彫だからこそなのか、その素朴で少し不思議な感じを、改めて面白いと感じた。


Hさん本当にありがとうございました!本郷新記念札幌彫刻美術館!本郷新記念札幌彫刻美術館!


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