奨学金のこと

完済人になりました。

大学進学にあたり、育英会の無利子奨学金がダメで、でも有利子はできれば避けたいなーと思っていたところに、たまたま高校の教室に掲示されていた「財団法人 北海信金奨学財団」の奨学金。たしか3年生の冬頃、記憶が曖昧だけどセンター試験終わってたんじゃないか。とにかく、同級生は奨学金に関する判断を一通り下し終えていた時期で、つまり競争率がめっちゃ低かった。うちの高校で希望者は俺だけだったんじゃなかろうか?対象は後志の学生で枠の人数も少なかったが、ラッキーなことに奨学生となることができたという次第である。掲示に目をとめた18歳の俺をほめたい。



「大学4年間に借りた奨学金を、月々その半額ずつで、倍の8年間で返済すれば、30歳で完済となる。もろもろキリがよくていいんじゃないの」と22歳の私は考えた。結果的に、8年間で転職も2回したけれど、滞りなく恙なく、その通りになった。月々の返済がなくなったことはもちろん嬉しいけれど、その「8年間というスパンのコツコツ行動で、当初の計画通りにいった」ことがなにより嬉しいし、ささやかながらひとつの自信になる気がしている。
本質はどうあれシンプルな目標設定が、こと長期の計画には効果的ということが身にしみてよくわかった(数字に強くないのでなおさら)。そして、8年間毎月、ATMに行くたびにずっと意識し続けてきた「30歳」になったんだなーと、改めて感慨深い。



北海信金奨学財団様、北海しんきん様、本当にありがとうございました。ますますの健勝をがんばります。
http://www.shinkin.co.jp/hokkai/company/index04_a.html