人数と血圧


ホールスタッフの人数と熟練度が足りていない飲食店は悲しい。それが結果としてリーズナブルな価格で美味い食事と酒の提供に帰結しているのは理屈ではわかるし、至れり尽くせりのサービスを期待するわけでもないけれど、客に対するフェアネスというか、筋の通った対応は最低限のサービスだよね、と愚痴がこぼれる。写真は「かつめし」。超うまい。超うまかったがゆえに、また行きたいだけに、こぼす。
ひるがえって「店頭に立つスタッフの人数が多過ぎる」店もまた同様に悲しい、ということを思う。あの服屋さんとか、あの服屋さんとか。ちょうどいい人数の見極めというのはなかなか簡単ではないっぽい。
私がまた行きたいなと思えるお店って、どこも血が通っている感じがする。もちろん血の通い方にも色々あって、その血圧は好き好きだったりケースバイケースだったりするのだけれど、どんなにつっけんどんだろうが、サービスを簡略化しようが、血が通ってる感じってあるような気がする。
ということをおぼえておこうと思う。