子安大輔『ラー油とハイボール 時代の空気は「食」でつかむ』

新潮新書418。書店のランキング棚で購入。
こと北海道で仕事してると、やっぱり「食」って不可避なわけで、個人的には食に無頓着な人生をおくってきたとコンプレックスを感じている部分でもあるため、日頃の意識はもちろん、たまにはこんな本も読んでおこうかと。的な。誰に言い訳してるんだ俺は。
知らなかった事例と知ってる考え方が、個人的にたまたまいいあんばいで混じり合っていて、ほどほどに興味深く、かつおさらい的にざーっと読めた。有意義。いい意味でハギレがよすぎない書かれ方にも好感。
「一般的に『セット』と見られているものたちの差異を注視せよ」ってあたりのくだりが面白い。
著者自身が述べるように、一つの「視点」として、心に留めておこうと思う。

ラー油とハイボール―時代の空気は「食」でつかむ (新潮新書)

ラー油とハイボール―時代の空気は「食」でつかむ (新潮新書)