ハッピーフライト

旧作レンタル。綾瀬はるかが主役とばっかり思っていたら、彼女はもちろん幾人もの登場人物たちがしっかり立ちつつ絡み合う群像劇。話の筋はともかく、ANAの全面バックアップであるからおそらく忠実につくられているのだろう、「へー!こういうケースは、こうなるの!へぇー!」と、ガッテンガッテンしながら楽しく鑑賞することができてよかった。照れずにじっくり見ていられる俳優陣の達者な芝居によるおしごと探訪的な楽しみ方。英語と日本語の切り替わりなど、ディティールが楽しい。
ところで吹石一恵株が自分の中で数ヶ月前から急上昇中である。何か作品を観たわけでもなく自分ではまったく理由がわからないのだが、妙に気になる吹石一恵。そんな吹石一恵は本作で絶妙な中堅ぶりを発揮してとても素敵だった。どうして気になる吹石一恵
以下、魅力を感じた気づきメモ。

  • 専門用語を殊更に説明しようとしない(それでいてわからないことがない)あんばい
  • 話の中心、の周囲のモブの芝居がリアル
  • ずーっと伏目がちな柄本明