小飼弾『小飼弾の「仕組み」進化論』
サブタイトルは「生き残るための“新20%ルール”」。10月頭に読了していたのだが、何も書き留めておかないまま放置していたら細かい話を何も憶えていない…。読んでるときは「ふむふむ!」と思っていたのに。無念である。
さて、ページの角を折った箇所ぐらいは読み返してみるかと思った矢先、以下の記事を見つけた。
真面目をつきつめると、自分より真面目な奴に席を譲るしかなくなるのだ。米国の真面目はインドの真面目に。日本の真面目は中国の真面目に。そして全人類の真面目は、機械の真面目に。
これが、真面目が"バカ"を見るの正体だ。
なんのことはない。それは真面目の自画像なのだ。
…ということは、実は「小飼弾の 「仕組み」進化論」に全て書いた。そのためにはどうしたらよいのかも。真面目の自己破壊効果について真面目に考察した本なので、真面目な人に読んでいただけると真面目な私としてこれほどうれしいことはない。
これがつい先日、12/2のエントリ。ラッキー。先延ばしも悪いことばかりではないものである。
てなわけで↑を読んだ上で本書をざっと見直し、改めて響いたことをメモ。
どうやらコトの原因は、社会構造の変化にあるっぽい。
今や100人が生きるために必要なモノを作るために、100人も必要なくなってしまったのです。
(P200-201)
とはいえそれを愚痴っていても始まらないわけで。
It's not what is right, It's what is left.
(P160)
自分が、自分たちが、生き残っていくために。
自分自身や組織の目的、あるいは自分たちに求められている(と思っている)本質的なコトを疑ってみましょう。それが生き残り戦略につながります。
(P181)
あなたが作っているモノがなくなると、だれかが生きていけなくなりますか?
(P202)
と、自問しよう。考えよう。そのために時間を割こう。と思った。シリアスな生存のための、「求められるもの」と「やりたいもの」のすり合わせを。んで生きる。生きたる。無目的であっても楽しく。
充分に発達した仕事は遊びと区別できない
(P211)
- 作者: 小飼弾
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2009/03/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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