天野祐吉『私説 広告五千年史』

ブックオフで衝動買い。何かの講義(風テレビ番組?)をまとめたものらしく、話し言葉で読みやすかった。
要は「人間の歴史は広告の歴史でっせ〜」ってんで、あれやこれや歴史の事項を「あれも広告」「これも広告」って説明してゆくのだけれど、そこはなんというか言葉遊びというか、そりゃー広ーい意味では広告と呼べるでしょうよ、てんで、あまり意味はない。広告に携わっている人間の、飲み屋用の雑談ネタ本といったところ。
近世の商業広告の話は面白かった。仕事をしていて迷ったときがきたら、思い出してみよう。やっぱり、嘘が嘘とばれまくる今だからこそ、ますます「誠実さ」が大切だよなあ。

私説 広告五千年史 (新潮選書)

私説 広告五千年史 (新潮選書)