ファイターズの師弟愛

1/29の道スポ一面より。

 打撃練習中の稲葉が振り返り、唐突に声を張り上げた。「(大野)将太!おまえならオレをどう攻める?」。成長著しい2年目捕手は戸惑うこともなく「外は打つイメージが強いので、外を遠く見せるためにもインコース、特に高めを使います」と即答。頭の回転の速さと理路整然とした説明に驚かされた。
 これには稲葉もご満悦で「当たり!」と一発合格を与えた。大野も「稲葉さんはいつも聞いてくれます。口に出すことは大事なのでありがたい」と感謝しきりだ。まさに師弟愛。ただ、記者はあえて深読みしてみた。実は稲葉も他球団の捕手がどう攻めてくるか、探っていたりして…。
(榎)

切磋琢磨。こういう緊張感っていいなあーと思う。上になるときも下になるときも、保っていたい意識である。